足関節捻挫

              
   
          
        スポーツ整形外科
スポーツ整形外科ホームページへ        
            
  

 捻挫とは関節をひねったため、靭帯など周辺の組織が引き伸ばされたり切れてしまう状態をいいます。今回は足の関節に絞ってお話します。

 足首の捻挫はスポーツ外傷の中で最も頻度が高いものです。急に止まったときなど、ほとんどが足の関節を内側にひねってけがそします(内反捻挫)。けがの程度はさまざまで、足の関節の外側が少し腫れる程度から、内出血で紫色になることもあります。腫れがひどく内出血をしている場合は、靭帯が完全に断裂していることがあります。靭帯が断裂して関節が不安定であるのに「たかが捻挫」と安易にスポーツ活動に復帰すると捻挫を繰り返すようになります。
 また、何度も捻挫をすると関節周辺に突起のような骨(骨棘)ができ、痛みの原因となるのでしっかり治療することが重要です。けがの程度は腫れや、痛みからも予想できますが、靭帯損傷程度を詳しく見るには、関節の緩み具合の程度をみる「ストレス(緩みがある方向に力を加えて)エックス線撮影」をすることが必要で、安静治療期間や復帰時期はこの検査を参考に決定します。

 「他の病院で足関節の靭帯が切れたと言われたが、手術しなくていいですか?」とよく質問されます。現在でも治療についてはさまざまな検討がされていますが、よほどの場合を除いて手術は必要なく、ギプスやリハビリを中心とした治療で治ることがわかっています。
 当院では野球やサッカーなど、プロチームの選手の健康管理をしていますので、重症な足首の捻挫も数多く扱います。ほとんど場合、手術治療ではなく、体の平衡を保つ訓練や足関節周囲の筋力トレーニングなどで手術なしで治療しています。捻挫の重症度にかかわらず、捻挫後の初期治療は重要です。
 特に受傷早期から足関節に「RICE治療」を施すと良好な状態を作り出し、早期復帰へとつながることがさまざまな結果から判明しています。RICEとはRest (患部を固定する)、Icing(氷で冷却する)、 Compression(腫脹部位を圧迫する)、 Elevation( 患部を心臓より高く挙げる)を指します。この時の冷却時間は1回につき30分程度が勧められます。その際冷たすぎると凍傷になるおそれがあるので、解けかかった氷が効果的であり安全です。
こちらの特集は神奈川新聞に掲載された『大丈夫ですか?心と体』を当院ホームページ用に再構成したものです

 

スポーツ整形外科ホームページへ

関東労災病院

〒211-8510
神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
(最寄り駅:元住吉、武蔵小杉)
診療受付のご案内
月~金 8:15~11:00
(眼科のみ10:30まで)
病院代表番号(総合案内)
外来予約センター(初診)
再診予約(各診療科へ)
(平日14:00~16:30)
人間ドック予約
:044-411-3131
:044-435-5041
:044-411-3131

:044-434-6333