病院長あいさつ

病院長 根本 繁

2019年4月1日付で病院長に就任しました根本 繁です。

専門は脳神経外科で東京警察病院、虎の門病院、自治医科大学、東京医科歯科大学で主に脳血管内治療を行ってきました。

 血管内治療とは、開頭手術では治療が困難な病気を、開頭手術しないでカテーテルという細いチューブを血管の中に挿入して、血管の中から治療する新しい治療法です。最近では血栓(血の塊)が脳の血管を閉塞して脳梗塞になった患者さんにカテーテルを挿入して血栓を取り除くと手足のまひなどの症状が劇的に回復するこの治療法が広く普及するようになり、脳卒中の治療が飛躍的に進歩しました。当院でもいち早く導入し、専門医を擁して脳卒中治療に積極的に取り組んでいます。  

 当院は独立行政法人労働者健康安全機構に属する病院です。全国に29の労災病院があります。その中でも関東労災病院はリーダー的な役割を担ってきました。当院がある川崎市の武蔵小杉はいわゆるタワーマンションが立ち並び、若い世代が数多く生活する非常に活気に溢れた街です。人口の流入が多く変動著しいこの地域での医療には多様性が求められています。各世代に応じた、患者さんそれぞれに適した医療が必要であり、川崎市南部地域の基幹病院として当院の担う役割は非常に大きく、地域の急速な変化に対応して進歩しなければなりません。医療技術は急速に変化しており、高度な医療技術を提供することは我々医療従事者の義務でもありますが、それだけでなく患者さんにとってやさしい医療環境を作ることはもっと重要です。市民に開かれた医療、市民から信頼される医療、市民が安心できる治療を心がけてまいります。

 昨年末に脳卒中・循環器病対策基本法が国会で成立し、国民の疾病による死亡、国民の介護を要する状態となる原因の主要なものである脳卒中、心筋梗塞などの循環器疾患に対する治療が今後さらに発展普及することになりますので、救急部、神経内科、脳神経外科が連携した治療体制を構築していきます。

 がん拠点病院に指定されており、がん患者さんの就労支援センターを充実させ、さらには診断、外科治療、化学療法、放射線治療、リハビリ、社会復帰などを包括的に支援する体制つくりにも取り組みます。

 災害拠点病院としても認定を受けており、地域の救急医療体制では対応できない大規模災害時には現場に派遣して救援活動を行うDMATという災害派遣医療チームも整備しています。地震などの災害時には地域住民の安全を迅速に確保して医療を提供できる救急体制にも力を注ぎます。

 政策病院としての機能を果たすために、勤労者リハビリテーションセンター、勤労者脊椎・脊髄・腰痛センター、働く女性メディカルセンターなどの専門センターについては引き続き勤労者支援の治療体制を推進します。

 当院は医師の初期研修の臨床研修指定病院にも指定され、医学生からの人気が高く、研修応募の競争率では一般病院では全国3-4位であり、神奈川県では第1位となっています。次世代を担う医師を育成することも基幹病院としての重要な役割です。高度な医療と患者さんにやさしい医療は医学生の目にも心惹かれるものであると思います。日常診療を通じて医学教育にも貢献できればと思います。

 このように当院は地域の基幹病院としてますます機能を充実させておりますが、一番の基本である患者さんにやさしい医療を心がけて職員一同力を合わせて地域住民の皆さんと共に歩んでいきたいと思います。

 

関東労災病院

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