リハビリテーション科(中央リハビリテーション部)

理念

「働く人と地域のために、患者中心の最善のリハビリテーションを実施します」

基本方針

1 最善のリハビリテーションの実施

  • 質の高い専門的なリハビリテーションを提供します
  • 患者さんへの安全なリハビリテーションを実施します

2 働く人に対する総合的なリハビリテーションの実施

  • 社会復帰に向けた自立を支援していきます

3 急性期リハビリテーションの実施

  • 早期より多職種との連携による、適切なリハビリテーションを提供します

リハビリテーション部門について

◎リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)の対象

当院は地域の中核医療を担う急性期病院です。このため、原則として、入院患者さんを中心( 入院主体)にリハビリテーションを実施しています。あらかじめご了承ください。

特色

当院リハビリテーション部門(科)は、昭和43年開設以来つちかわれた豊富な経験を持ち、日本でも先駆的役割を担ってきました。現在は地域の中核病院として、疾病や外傷にて様々な障害を持った患者さんに対し、急性期リハビリテーションはもとより家庭復帰や復職(職場復帰)にいたるまで、幅広いリハビリテーションを展開しています。
リハビリテーション専門外来{身体障害者手帳申請(肢体不自由、音声言語、構音嚥下障害、精神障害高次脳機能障害分野)、障害年金書類作成、義足、義手、装具外来、嚥下評価(嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査)、電気生理学的診断(針筋電図、誘発筋電図)、ボトックス治療、機能的電気刺激療法、経頭蓋磁気刺激治療}を実施しています。詳しくは診療時間の項をご参照下さい。
勤労者リハビリテーションセンターとして障害を持った方の職場復帰の促進を大きなテーマに掲げ、個々の勤労者の方の復職相談を受け入れています。また高度専門的なリハビリテーションを提供するための研究部門を兼ね備えています。

ガイドライン一覧


   ● リハビリテーション科診療ガイドライン(pdf)


診療スタッフ

医師(Dr)

専門外来{身体障害者手帳申請(肢体不自由、音声言語、構音嚥下障害、精神障害高次脳機能障害分野)、障害年金書類作成、義足、義手、装具外来、嚥下評価(嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査)、電気生理学的診断(針筋電図、誘発筋電図)、ボトックス治療、機能的電気刺激療法、経頭蓋磁気刺激治療}、疾患の治療・評価・訓練の指示、合併症の治療、再発予防外来診療など

小山 浩永(こやま ひろなが)
**
役   職 部長
専 門 分 野
急性期リハビリテーション(脳卒中はじめ全般)
ボトックスによる内反尖足、槌指、股関節内転治療、手指機能改善など
機能的電気刺激治療
経頭蓋磁気刺激治療
嚥下リハビリ
電動義手
所 属 学 会 日本リハビリテーション医学会
日本摂食嚥下リハビリテーション学会
日本臨床内科医会   
指導医・標榜医
認定士
認定医                 
資   格
社会医学系 専門医・指導医
労災専門医(高次脳機能)
補装具判定医
肢体不自由、嚥下、言語等身障手帳認定
出 身 大 学
東海大学 昭和61年卒業
メッセージ 麻痺を少しでも改善させ、にぎる、つかむなどの機能を向上させるため、新しい治療法である機能的電気刺激治療や経頭蓋磁気刺激治療を行いますので、興味のある方は、お声をおかけ下さい。
  神奈川県の電動義手指定病院ですので、これから義手をお作りになりたい方、修理等でお困りの方や興味のある方はお越し下さい。
論文や著書    





中央リハビリテーション部

理学療法士(PT)

専門性:
理学療法(運動療法、物理療法、温熱療法)、身体機能評価、スポーツ疾患のリハビリテーション、脳卒中のリハビリテーション、整形外来疾患のリハビリテーション、心臓のリハビリテーション
有資格:
日本理学療法士協会専門理学療法士(運動器)、スポーツ理学療法認定理学療法士、循環認定理学療法士、日本体育協会認定アスレチックトレーナー、呼吸療法認定士、福祉住環境コーディネーター、ケアマネージャー、心臓リハビリテーション指導士、がんリハ研修修了者など

作業療法士(OT)

専門性:
作業療法(主に身体障害領域)、脳卒中をはじめとした中枢疾患・脊髄および手の外科などの整形外科疾患・がんや内部障害のリハビリテーション、日常生活動作評価・指導、福祉用具相談、退院前家庭訪問など
有資格:
認定作業療法士、福祉住環境コーディネーター2級、ケアマネージャー、呼吸療法認定士、がんリハ研修修了者など

言語聴覚士(ST)

専門性:
言語障害、構音・嚥下障害、高次脳機能障害においての評価とリハビリテーション
有資格:
摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、がんリハ研修修了者など

以下のスタッフもリハビリテーション科の一員です。

臨床心理士(CP)

心理療法、知能検査・判定、カウンセリング

 病棟および外来看護師

リハビリテーション病棟でのケアや日常生活動作訓練を具体的に指導
退院後の生活指導、家族の介護指導、リハビリテーション科外来の看護業務

代表的な疾患のリハビリテーションについて

特殊治療

義足義手、装具外来(水・金曜午後13:00-14:30)
車椅子外来(水曜午後13:00-14:30)
磁気刺激装置を応用した脳脊髄機能評価(金曜午後14:30-16:00)
磁気刺激装置を利用した脳卒中など手指機能回復、嚥下障害、失語症
高次脳機能障害、疼痛、うつ治療。(随時)
電気刺激を応用した機能回復装置の利用(随時)
在宅家屋調査(随時)
ボトックス治療(木曜日午前)(エコー、電気刺激を利用して、施行)
MAB、キシロカインなど各ブロック

手指機能を改善するための表面刺激電極装置の開発に関する研究
(主任研究者 小山 浩永 関東労災病院リハビリテーション科部長)

主な検査・医療機器

等速性筋力測定器: Biodex system3、CYBEX2 
膝靭帯計測機器 :  Knee arthrometer KT-2000
重心位置測定器 :  グラビコーダ等
磁気刺激装置  :   Magstim 200(嚥下造影、嚥下内視鏡装置)
機能的電気刺激治療装置(FES chⅡ)
筋電記録装置(ニューロパック μ)

診療の実績

1 治療実績

1.理学療法部門
                     (単位:人)
疾 患 H27年度 H28年度 H29年度
脳血管疾患等 540 596 527
  (脳血管疾患) 322 375 369
  (頭部外傷) 86 89 54
  (神経筋疾患) 58 55 43
  (その他中枢疾患) 74 77 61
廃用症候群 167 506 610
がん 230 290 466
心大血管疾患 386 402 423
呼吸器疾患 165 318 209
運動器疾患 2,961 2,972 2,955
  (脊椎疾患) 437 380 494
  (肩関節疾患) 210 234 254
  (大腿骨近位部骨折) 251 319 239
  (変形性股関節症) 107 105 110
  (変形性膝関節症) 130 100 119
  (膝前十字靭帯損傷) 458 499 496
  (アキレス腱断裂) 171 105 120
2017理学療法部門_新患疾患別内訳.jpg
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2.作業療法部門
                     (単位:人)
疾 患 H27年度 H28年度 H29年度
脳血管疾患 322 375 369
頭部外傷 86 89 54
神経筋疾患 58 55 43
その他中枢疾患 74 77 61
がん 320 394 515
心大血管疾患 61 18 8
脊椎疾患 85 96 96
骨折・切断 47 10 11
その他整形疾患 20 8 12
その他 374 195 51
合 計 1,447 1,317 1,220
2017作業療法部門_新患疾患別内訳
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3.言語療法部門
●障害別内訳
                     (単位:人)
障 害 H27年度 H28年度 H29年度
摂食・嚥下障害 427 550 580
失語症 59 63 68
高次脳機能障害 105 131 194
運動障害性構音障害 115 115 169
音声障害 12 5 32
認知症 120 118 190
顔面神経麻痺 10 8 2
合 計 848 990 1,235
             ※重複障害含む
2017言語療法部門_新患対象者内訳
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●摂食嚥下障害治療成績

栄養摂取方法の変化 H27年度 H28年度 H29年度
割合 割合 割合
入院中に経口摂取を開始 56% 59% 51%
入院中に経口摂取できなかった 19% 14% 16%
その他(問題なし、食形態の調整のみ等) 25% 27% 33%
合 計 100% 100% 100%
2017摂食嚥下障害治療成績H29.jpg

2017摂食嚥下障害治療成績H28

2017摂食嚥下障害治療成績H27
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4.その他

●転帰別内訳

(単位:%)
内 訳 H27年度 H28年度 H29年度
自宅/施設 78% 77% 76%
転院(回復期) 10% 11% 15%
転院(維持期) 10% 11% 6%
一般病院 2% 2% 4%
合 計 100% 100% 100%
データは作業療法対象者のデータをもとに作成。
その他は、転記先未決定、介入期間中治癒等で終了、死亡等を含む
2017転記別内訳.jpg
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2 研究発表等(H29年度分)

1. 学会発表等

戸渡 敏之: 当院摂食嚥下チーム介入患者に対するリハビリテーション実施状況、第36回関東甲信越ブロック理学療法士学会、2017.9.23-24、長野           
吉岡 了: 循環器疾患のリスク管理と心臓リハビリの基礎、EMOリハ研究会、2017.10.24、東京           
吉岡 了: 心臓リハビリテーションの実際、川崎市中原区 循環器治療研究会、2017.11.16、神奈川
榊原 俊亮: 外来心臓リハビリテーションにおける運動形態の違いによる効果の検討、第23回心臓リハビリテーション学会、2017.7.15-16、岐阜
遠藤 康平: がんとリハビリテーション、第11回 関東労災病院 市民公開講座、2017.7.1、神奈川
遠藤 康平: がんとリハビリテーション、第12回 関東労災病院 市民公開講座、2018.1.27、神奈川
遠藤 康平: 距離の離れた複数の医療機関が治療に関わった高度進行胃癌の経験-リハビリの立場から-、外科医療連携講演会、2018.2.14、神奈川
金子 美鈴: 当院のがんリハビリテーションにおける退院訪問指導の実施調査-がん診療拠点病院における当院の傾向とOTの役割-、第51回日本作業療法学会、2017.9.22-24、東京
今屋 健: 機能解剖に基づく膝関節の理学療法、第100回福岡県理学療法士会学術研修会、2017.6.18、福岡 
今屋 健: ACL再建術後の屈曲可動域の経時的な回復状況について、第9回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会、2017.6.14-16、札幌
今屋 健: 膝関節疾患の病態把握と治療、第24回日本赤十字リハビリテーション協会研修会、2017.7.8-9 、名古屋 
今屋 健: 下肢運動器疾患の評価セミナー、理学療法士講習会(応用編)、2017.11.25、熊本 
勝木 秀治: 反復性肩関節脱臼の外旋可動域とBankart lesionとの関連について-Banklart lesionの範囲に着目して-、第52回日本理学療法士学術大会、2017.5.12-14、千葉 
勝木 秀治: ―座長― 腱板断裂4、第14回 肩の運動機能研究会、2017.10.6-8、品川
勝木 秀治: 反復性肩関節脱臼の外旋可動域に影響を与える因子の検討、第14回 肩の運動機能研究会、2017.10.6-8、品川
勝木 秀治: 機能解剖に基づく肩関節の理学療法、第100回福岡県理学療法士会学術研修会、2017.6.18、福岡 
勝木 秀治 肩関節疾患の病態把握と治療、第24回日本赤十字リハビリテーション協会研修会、2017.7.8-9、名古屋    
勝木 秀治: 現場でできる肩・肘の外傷・障害の病態把握を踏まえた評価方法とその対応、第8回JST集中研修会2017(日本バスケット協会主催)、2017.3.19、東京
田中 龍太 ACL術前・後の膝屈曲角度と膝伸展筋力の関係について、第9回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会、2017.6.14-16、札幌 
田中 龍太: アキレス腱縫合術後の片脚ヒールレイズに与える因子の検討-下垂角度とトンプソンテストに着目して-、第28回 臨床スポーツ医学会 学術大会、2017.11.18-19、東京 
中山 誠一郎: 前十字靱帯再建後に生じる反対側損傷因子の調査、第9回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会、2017.6.14-16、札幌 
中山 誠一郎: 前十字靱帯再建術後に生じた反対側損傷までの期間に影響する因子の検討、第28回 臨床スポーツ医学会 学術大会、2017.11.18-19、東京 
志田 峻哉: ACL再建術後の膝関節機能獲得について~術後超早期の膝関節屈曲可動域と歩行の関連性~、第52回日本理学療法士学術大会、2017.5.12-14、千葉 
藤島 理恵子: アスレティックリハビリテーション~当院での術前術後リハについて 現場での徒手検査法、花田学園AT専攻科、2018.1.28、東京
   
   

2. 著書・学術論文等

今屋 健, 他: アキレス腱縫合術後の足関節機能と動作の獲得時期について-ヒールレイズの評価方法の標準化-、日本臨床スポーツ医学会誌、25:215-222、2017
田中 龍太, 他: 足関節-アキレス腱断裂、片寄 正樹 小林 寛和 松田 直樹編集、スポーツ理学療法 急性期治療とその技法、文光堂,第1版,第1刷,205-215,2017
田中 龍太, 他: 当院におけるACL再建術1年時の競技復帰状況と臨床成績の関係について、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会誌、42:607~615、2017
吉岡 了: そのとき理学療法士はこう考える、藤野 雄次 編、医学書院、第1版、第1刷,182-183,2017



3. 当院スタッフによる執筆書籍

関東労災病院勤労者リハビリテーションセンター編: 自分でできる痛みのリハビリ,中防新書,2009
今屋 健,勝木秀治,他: 改訂版 スポーツ外傷・障害に対する術後のリハビリテーション.運動と医学の出版社,2013 
   
自分でできる「痛み」のリハビリ    スポーツ外傷障害_術後のリハビリテーション  

関東労災病院

〒211-8510
神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
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