がん診療

「がん診療連携拠点病院」の指定について

「がん診療連携拠点病院」とは、全国どこでも、地域間の医療レベルの格差を無くし質の高いがん医療を提供することができるよう国が指定するもので、新たながん診療提供体制 (新たながん診療提供体制の概要.pdf) の一環として全国に「地域がん診療連携拠点病院」を347箇所、指定しています。(平成28年4月1日現在)
【神奈川県内に「地域がん診療連携拠点病院」は18箇所】
関東労災病院は、これまでのがん治療に於ける以下の8項目などが評価され、「地域がん診療連携拠点病院」として指定されました。

  手術、放射線治療、化学療法の実績
  血液内科、腫瘍内科の対応(診療圏内は勿論のこと、圏外からも多く受け入れている)
  高度進行胃がんに適応できる先進医療の実施
  女性スタッフを揃えたブレストセンター(乳腺外科)
  周術期口腔機能管理の取り組み
  がん患者の就労支援、社会保険労務士の就労相談
  地域医療支援病院としての取り組み
  井田病院との連携
 

関東労災病院は、患者さんとともに生きる医療を推進するとともに「がんの標準治療・低侵襲治療」を診療の重点分野と位置付け、人的・物的な資源投下を積極的におこなっております。がんの治療方法は、手術、放射線治療、化学療法、さらには免疫療法など多岐に亘りますが、各部門の専門性と相互の緊密な連携により、患者さんに心のこもった、満足いただける医療と看護を提供するよう取り組んでいます。また、患者さんやそのご家族の方から寄せられる治療やこれに伴う生活上の様々な心配事などのご相談に対しても、がん相談支援センターでお受けしております。

「国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス」

先進医療について

当科では、進行胃癌に対する先進的な取り組みとして、抗がん剤の腹腔内への投与を併用した治療法を受ける選択肢があります。
【先進医療B】
○ 告示番号52: 「mFOLFOX6及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法 胃がん(腺がん及び腹膜播種であると確認されたものであって、抗悪性腫瘍剤の経口投与では治療が困難なものに限る。)」
○ 告示番号32: 「術前のTS-1内服投与、パクリタキセル静脈内及び腹腔内投与並びに術後のパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法 根治切除が可能な漿膜浸潤を伴う胃がん(洗浄細胞診により、がん細胞の存在が認められないものに限る。)」           
○ 告示番号74: 「S-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法」           
【患者申出療養】
「パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS―1内服併用療法 腹膜播種又は進行性胃がん(腹水細胞診又は腹腔洗浄細胞診により遊離がん細胞を認めるものに限る。)」


問い合わせ先(責任医師): 秀村 晃生(ヒデムラ アキオ) 

※本治療法に関する詳細は、下記リンク先を参照して下さい。
先進医療の各技術の概要
  出典:厚生労働省ホームページ
  
先進医療を実施している医療機関の一覧
  出典:厚生労働省ホームページ
  
患者申出療養の概要について
平成28年4月 患者申出療養制度がスタート(pdf)
  出典:厚生労働省ホームページ
  
患者申出療養を実施している医療機関の一覧
  出典:厚生労働省ホームページ
  
胃癌腹膜播種に対する新しい治療
  出典:東京大学 腫瘍外科



院内がん登録について

   当院では神奈川県がん診療指定病院の指定に先立ち、2009年7月より院内がん登録を行っています。

   院内がん登録とは、当院で初めてがんの診断・治療を受けた患者さん全員のがんの診断、治療、予後に関する情報を集積・登録する仕組みです。
   当院における診療の実態を把握し、がん診療の質の向上とがん患者の支援を目指すことを目的として行います。

   登録により集められたデータは院内だけではなく地域がん登録や国立がん研究センターがん対策情報センターに提供することでがん医療対策、がん研究や予防の推進、予後の改善等に活用されます。

   がん登録データの取り扱いについては、関東労災病院個人情報保護に関する院内規程に基づき細心の注意を払い適切に管理しております。
   皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

   以上のことについて、お申し出がない場合は同意していただいたものとして取り扱わせていただきます。同意しがたいとお考えの方は、その旨をお申し出ください。

2011年~2016年の症例数は、がん診療実績」のページをご覧ください。

お問い合わせ先
診療情報管理室内
院内がん登録室

外来化学療法室

 化学療法室は、関東労災病院で診療を受けておられるがん患者さんが、外来で安全で快適に化学療法施行を受けていただくために設立されました。開設以降、多くの患者さんにご利用いただいています。
がんには多くの種類がありますが、近年抗がん剤による有効な治療の開発が進み、さまざまながんにおいて抗がん剤による治療が標準的治療・ガイドラインとして確立されています。これらの治療法は、その効果とともに副作用についても豊富な情報がありますので、十分注意をして行うことで、外来での施行が可能となっています。
化学療法室では、患者さんの主治医である各診療科の医師と連携しながら、がん化学療法の専門的知識を有する医師、薬剤師、看護師が、患者さんに安全で効果的な抗がん剤治療を安心して受けていただけるように努めております。

緩和ケアサポートチーム

 緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな(霊的な、魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質・生命の質)を改善するためのアプローチである。(世界保健機関(QHC)、「日本ホスピス緩和ケア協会」 ホームページの翻訳より)といわれています。すなわち、「緩和ケア」とは、単に身体症状のコントロールだけでなく、心のケアも同時に行い、患者のQOL(生活の質)を総合的に高めることを目的とするものです。また、緩和ケアは終末的期だけでなく、がんと診断された患者さんに対しても「病変への積極的な治療」と並行して、早期から実施すべき多くの利点を持っています。
緩和ケアサポートチームでは、痛みや息苦しさなどの「からだのつらさ」や不安・気分の落ち込みなどの「こころのつらさ」など、病気そのものだけでなく、病気に対する治療や病気の進行に伴う苦痛症状を緩和し、その方らしい療養生活を支援することを目的として、活動しています。チームメンバーは、医師・精神科医・がん性疼痛看護認定看護師・がん化学療法認定看護師・臨床心理士・薬剤師を中心に、栄養士・ソーシャルワーカーなど各領域の専門家による他職種で構成されています。活動内容は、主治医や看護師、または、ご本人やご家族からの依頼を受けて、ご本人・ご家族、そして主治医・看護師からお話を聴き、相談の上、薬剤を調整したり、医療ケアの環境を調整したりするサポートをしていきます。

◎緩和ケアサポートチームのご案内

がん相談支援センター

 患者さんやご家族あるいは地域の方々からの院内、院外問わず、がんに関する相談をお受けする相談窓口です。診断や治療の判断をすることはできませんが、「セカンドオピニオンってどんなもの?」「どの科・どの病院を受診したらいいのかわからない」、「がんの疑いと言われたけれども不安でたまらない」、「診断や治療についてもっと詳しく知りたい」、「医療費はいくらくらいかかるのか知りたい」、などのがんに関する様々なご相談にお答えします。なお、ご相談された内容を、本人の承諾なしに、患者さんの担当医や他のスタッフにお伝えすることはありませんので、どうぞ安心してご相談ください。

相談希望される方*予約申込・お問い合わせについては「がん相談支援センターのご案内」のページをご覧ください。
*電話予約方法が記載されております。

がんのリハビリテーション

がんのリハビリテーション 当院は国から指定を受けた都道府県がん診療拠点病院として、院内の医師・看護師をはじめ、患者さんに関わるスタッフ、地域における医療・福祉・介護の方々とも連携、情報交換を行い、多職種からなる包括的チームアプローチを行っています。
がんの治療、またはがんの進行の過程において、体力低下によって生じた身の回り動作、歩行、食事などの日常生活動作の障害は、QOL(生活の質)を低下させてしまいます。がんのリハビリテーションでは、これらの低下した機能の回復を援助する事はもちろん、早期退院や社会復帰を援助しています。

詳しく知りたい方は、

平成27年度

  第1回( 7月14日) 「がんとお金に関する話」「語らいの場」
  第2回( 9月 8日) 「がんと薬(痛み止め)」「語らいの場」
  第3回(10月13日) 「自由に語りましょう」
  第4回(11月10日) 「抗がん剤治療トセルフケア」
  第5回(12月 8日) 「がんと食事について」
  第6回( 1月12日) 「がんとリハビリについて」
  第7回( 2月 9日) 「語りの場」
  第8回( 3月 8日) 「語りの場」

平成28年度

  第1回( 5月10日) 「緩和ケアとは」「語り合いの場」
  第2回( 6月14日) 「痛み止めについて」「語り合いの場」
  第3回( 7月12日) 「こころのモヤモヤ晴らしませんか」「語り合いの場」
  第4回( 8月 9日) 「がん相談支援センターの活用の仕方」
  第5回( 9月13日) 「抗がん剤とセルフケア」
  第6回(12月13日) 「がんと食事」
  第7回( 1月10日) 「がんとリハビリ」
  第8回( 2月14日) 「がんと美容」
  第9回( 3月14日) 「語ろう会」

平成29年度

  第1回( 5月 9日) 「がんと共に生きる」~がんにまつわるストレスとの向き合い方~
  第2回( 6月13日) 「語ろう会」
  第3回( 7月11日) 「免疫療法」
  第4回( 9月12日) 「語ろう会、音楽鑑賞会」
  第5回(10月10日) 「痛み止めの上手な使い方について」
  第6回(11月 7日) 「緩和ケアについて~緩和ケアを活用してより豊かな生活を~」
  第7回(12月12日) 「がんと食事について」
  第8回( 1月 9日) 「がんとリハビリについて」
  第9回( 2月13日) 「がんと美容について」
      第10回(3月13日) 「がんにまつわるお金の話」

平成30年度
   
  第1回( 5月 8日)「がんと共に生きる」
  第2回( 6月12日)「語ろう会」
  第3回( 7月10日)「語ろう会」
  第4回( 9月11日)「化学療法について」

   

がん診療PDCAサイクル

PDCAサイクルの実際
がん診療管理委員会
当院ではがん診療管理委員会を中心として、がん診療に関する種々の業務(緩和ケア・がん相談・キャンサーボード・地域連携等)をPDCAサイクルを実施して継続的に改善しています。





緩和ケア研修会受講済者リスト

H30年5月現在               
診 療 科 医 師 名
 病院長  佐藤 譲
 血液内科  大野 伸広
 佐原 直日
 松永 貴志
 松井 知治
 腫瘍内科  藤井 知紀
 呼吸器内科  平居 義裕
 石井 宏志
 黒崎 裕一郎
 伊藤 俊輔
 大塚 葵
 呼吸器外科  足立 広幸
 木越 宏紀
 消化器内科  池原 孝
 小川 正純
 金子 麗奈
 大森 里紗
 矢野 雄一郎
 鎌田 健太郎
 中崎 奈都子
 木村 祐介
 小林 輝
 辛島 遼
 外科  石丸 正寛
 鈴木 宏幸
 秀村 晃生
 田嶋 勇介
 坂田 宏樹
 米山 さとみ
 横山 雄一郎
 小俣 佳菜子
 整形外科  嶋津 大輔
 川島 大輔
 形成外科  出原 薫
 脳神経外科  杉山 誠
 泌尿器科    武内 巧
 三上 耕治
 奥野 佑美子
 産婦人科  香川 秀之
 袖本 武男
 根井 朝美
 田中 つるぎ
 寺田 光二郎
 耳鼻咽喉科  杉尾 雄一郎
 伊藤 彩子
 門田 哲弥
 高橋 稚菜
 リハビリ科  小山 浩永
 放射線診断科  松田 光
 小西 徹
 放射線治療科  荒平 聡子
 麻酔科  佐藤 克彦
 天野 明津紗
 歯科口腔外科  堀江 彰久
 増田 千恵子
 大橋 祥浩
 糖尿病内科  鹿嶋 直康
 感染症内科  島袋 彰
 
診 療 科 医 師 名
 初期研修医  北村 昴己
 波多 咲甫
 吉田 洋輔
 中山 雄太
 谷島 智哉
 専攻医  森 崇博












   

関東労災病院

〒211-8510
神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
(最寄り駅:元住吉、武蔵小杉)
診療受付のご案内
月~金 8:15~11:00
病院代表番号(総合案内)
外来予約センター(初診)
再診予約(各診療科へ)
(平日14:00~16:30)
人間ドック予約
:044-411-3131
:044-435-5041
:044-411-3131

:044-434-6333