脳出血

               
   
          
        脳卒中・神経センター長   野村 素弘
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4.脳出血
           

 脳卒中には、血管が切れて脳の中に出血し脳細胞が障害を受けるもの(脳出血、くも膜下出血)と血管が詰まって脳細胞が傷害されるもの(脳梗塞)の二種類があります。脳出血は脳卒中のひとつです。動静脈奇形、血管腫などの血管の異常があり出血する場合もありますが、ほとんどは、高血圧によって脳の細い毛細血管が切れて出血します。
脳出血の起こりやすい場所が、脳の中には何ヶ所かあります。


原因
  
典型的な脳出血では、上記のように高血圧が原因であることがほとんどです。現在高血圧のある方は、しっかり治療を受け、血圧をコントロールすることが非常に大切です。
  
症状
  
・頭痛
・意識障害
・片側の顔・手足の麻痺
・うまくしゃべれないなど、ろれつの障害
・失語(人のいう言葉が理解できない、自分の言いたい言葉がしゃべれない)
・視力、視野の異常
など、出血の起こった場所により症状は異なり、いろいろな症状が出る可能性があります。
  
治療
  
出血が小さい場合は、安静にして血圧を薬でコントロールし、再出血を予防します。
大きな出血の場合は、手術が必要になります。
頭の骨を開いて出血を取り除く手術が通常行われます。
  


小さな脳出血予防管理01 小さな脳出血予防管理02 小さな脳出血予防管理03
小さな脳出血や深部の出血は手術をしないで、血圧の管理を行い再出血を予防します。


脳出血除去手術前 脳出血除去手術後
手術によって脳出血を除去。左:手術前、右:手術後


脳脊髄液排出チューブ挿入手術前 脳脊髄液排出チューブ挿入手術後
水頭症に対して脳脊髄液を出すためのチューブを挿入。
左:手術前、右:手術後(矢印:チューブ)


予後
  
一度出血を起こすと、その場所の脳細胞は破壊されてしまいます。したがって、その場所に特徴的な症状が出て、後遺症として残ります。少しでも後遺症を少なくするためにはリハビリテーションが必要です。
入院後早期からリハビリテーションを開始し、急性期の治療が終了後もリハビリテーション病院へ転院しリハビリテーションを行うことが必要となる場合があります。
  

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