薬と生活環境で治療~統合失調症~

              
   
          
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実際には存在しないものが見えたりする「幻覚」や、皆が自分を殺そうとしてると信じてしまう「妄想」のため、日常生活を送れなくなる病が統合失調症です。この病にかかった人々の家族には優秀な兄弟、家系には優れた業績を残した人も見受けられます。当人も優秀であったこともよくあります。

「統合失調症」は以前、「精神分裂病」と呼ばれていました。しかし、人に危害を加えたりする怖い病気というイメージがあり、改称しました。早期の発見と薬物療法を加味した生活環境の調整で治療可能となりました。
治療の目的は「病前に戻る」のではなく、例えば堅さがとれ、他人とうまく折り合う」など、ひと味加わった人柄になることを目標とし、「医者はその手助けをするのです」と患者に話しています。
 私たち医師は患者とともに互いに教わりながら変化を遂げ、成長します。お互いさまです。
米国では統合失調症にかかる人の多くは貧しい家庭に育っているという統計が発表されましたが、最近になり間違いであることが分かりました。多くの民族が住む米国の事情もあっておそらく調査方法に誤りがあったのではないかと思われます。

 最近になり、ストレス脆弱性(ストレスに弱い体質)があるところへ肉親との死別やリストラなど人生上の大きな出来事が強度のストレスとして加わった場合に精神疾患が発症するという考え方が広く受け入れられています。 ストレスに弱い体質は遺伝病の原因遺伝子ではなく、誰でもが持っている5~6個の病気のもとになっている遺伝子が関わっているといわれています。
私たちは親から遺伝子を受け継ぎますが、表面に現れる形質(特徴)を優性と呼び、現れない方を劣性と呼びます。優性は表の面であり、背後に表と違った劣性の遺伝子も隠れています。表はたまたま優れていば良い評価がえられるでしょう。
 しかし、必ず裏に反対の評価が下されるかもしれない面を背負っていることを忘れないようにしたいものです。裏が表に現れたとするとストレスに満ちた出来事に遭遇し、発症するかもしれないのです。
「子は親の鏡」とか、「氏より育ち」ということがが言われますが、的を射ているのではないでしょうか。
こちらの特集は神奈川新聞に掲載された『大丈夫ですか?心と体』を当院ホームページ用に再構成したものです

 

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