生活習慣病5 高脂血症

               
   
        
        腎臓代謝内科
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 高脂血症とは、血液中の脂質である総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが高い状態です。健診で一番多い検査異常ですが、高脂血症そのものでは何の症状もないために、どのくらい悪いのか、なぜ治療が必要なのか、そう感じている方も多いでしょう。高脂血症は動脈硬化を進める原因となり、脳梗塞や心筋梗塞などが増加します。

 LDLコレステロールが多いと、余分なコレステロールが血管壁に蓄積して動脈硬化を進めますが、HDLコレステロールは血管壁に蓄積したコレステロールを取り出し、動脈硬化を抑制する働きがあります。そのため、動脈硬化を促進するLDLコレステロールは“悪玉コレステロール”、動脈硬化を予防するHDLコレステロールは“善玉コレステロール”と呼ばれています。
 高脂血症の診断基準は、動脈硬化が進みやすい脂質レベルとして設定され、総コレステロール220mg/dl以上、LDLコレステロール140mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以上、善玉であるHDLコレステロールは40mg/dl未満とされています。コレステロールは食後に採血してもあまり値は変わりませんが、中性脂肪は食事の影響を受けやすいので、正確な診断のためには12時間以上絶食した早朝空腹時に検査をうけることが大切です。

 動脈硬化は、年齢や性別、糖尿病、高血圧、喫煙など他の危険因子の有無によってリスクが異なるため、高脂血症の治療目標は、その方の状態によって決められます。
 高脂血症の多くは、過食や飲酒、運動不足、肥満などの生活習慣と関連するため、まず生活習慣の見直しと改善を行います。また、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群など他の病気や薬物などによっておこる場合もあり、この場合にはもとの病気の治療や原因を取り除くことが優先されます。
 コレステロールが高い場合は、総カロリーを減らし(標準体重×30Kcal程度)、食物線維を十分とり、コレステロールの摂取を1日300mg以下におさえます。鶏卵1個で250mgのコレステロールが含まれますのでとりすぎに注意してください。中性脂肪は、アルコールや単純糖質(ブドウ糖、ショ糖、果糖)によって増加しますので、禁酒し、甘いもの、果物のとりすぎに気をつけます。また、運動には内臓脂肪を減らしてHDLコレステロールを増やし、中性脂肪を減らす効果がありますので、20~30分の軽い有酸素運動が効果的です。
こちらの特集は神奈川新聞に掲載された『大丈夫ですか?心と体』を当院ホームページ用に再構成したものです

 

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