生活習慣病1 肥満

               
   
        
        管理栄養士
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省エネタイプ

 こんなキャッチフレーズの商品を見たら、「あら、いいわ」と思いませんか?まさに、人間を含む動物の身体こそ「省エネタイプ」なのです。
 現代は飽食の時代と言われるようになりましたが、私たちの祖先は飢餓と戦ってきました。そんな時代を生き抜いてきた祖先は食事から多く摂ったエネルギーを脂肪として蓄え、セーブしながら使うという、「省エネの身体」を私たちに与えてくれたのです。
 ところがこの「省エネ」、飽食の時代では肥満(肥満症)の原因となります。肥満(肥満症)はそれ自体が生活習慣病であり、他の生活習慣病の温床ともなりかねません。
 
 では、肥満とはなんでしょう。 身長に比べ、体重の割合が大きい状態のことを示します。そして、「太っている」だけの肥満とは別に、医学的に見て「治療が必要」と判断される肥満を「肥満症」と定義されています。
 まず、肥満の判定指標には「BMI(Body Mass Index)=体重kg÷身長m÷身長m」という、体格指数が使用されます。このBMIが25以上を「肥満」としています。さらに高血圧症や高脂血症、糖尿病などの健康障害があるか、内臓脂肪が蓄積していると「肥満症」となります。

 そもそもなぜ肥満が起こるのでしょうか。 飲食物からの「摂取エネルギー」が基礎代謝や運動を含む「消費エネルギー」を上回ると、消費されなかったエネルギーが脂肪として蓄積されます。特に夜は腸の働きが活発になるため消化吸収効率が高まります。したがって、夕食の過食や深夜の食事は肥満原因のひとつとなるのです。
 だからといって夕食を食べずに寝るというのも「本来必要なエネルギーや栄養素が不足してしまう」、「ストレスで過食になる」などの問題が生じますので、必要エネルギー量を1日3食ほぼ均等に振り分けるのがベストです。

 「炭水化物を多く含むご飯、パンなどの主食」、「たんぱく質を多く含む魚、肉、卵、大豆製品などの主菜」、「ビタミン、ミネラルを多く含む野菜や海藻類などの副菜」、この3つを食卓に用意するように心がけましょう。そして、満腹中枢を刺激するためにゆっくりとよく噛んで食べる習慣が大切です。1口30回といわれていますが、少なくても20回は噛むようにしましょう。よく噛むことは肥満の防止だけではなく、虫歯予防、発ガン抑制、脳の活発化などの効果もあります。
 ハンバーグなどのやわらかいメニューではなく、素材を大きめに切った「かむメニュー」を食卓に並べてはいかがでしょうか?
こちらの特集は神奈川新聞に掲載された『大丈夫ですか?心と体』を当院ホームページ用に再構成したものです

 

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